全国一般労働組合は、中小企業の様々な業種で働く仲間の労働組合です。1人でも入れることが大きな特徴で、全国で約3万人の仲間が加入しています。
 大阪府本部には証券、地下街、自動車教習所、医療・福祉、等で働く仲間が約1700名、元気に活動しています。2019年に結成60周年を迎えました。

60周年記念レセプションでの寸劇

●職場に労働組合があれば
■経営者と対等・平等に話し合いができます
 会社に雇われて働く労働者は1人では弱い立場ですが、労働組合があれば経営者は話し合い(団体交渉)を拒否することはできず、労働組合を作ったことを理由に労働者に対して不利益な扱いをすることも禁止されています。
 労働条件は労働基準法で「労使が対等の立場で決定する」とうたわれていますが、労働組合があってこそ現実のものとすることができます。会社から労働条件を引き下げる提案があった場合、労働組合があれば一方的に変更される前に、団体交渉で納得いくまで話し合うことができ、理由のない労働条件引き下げを跳ね返すことができます。
■安心して働き続けられる職場づくりは会社経営にもプラスになります
 労働組合が目指す職場は、職員同士が何でも話し合えて、お互いが信頼できる関係を作り、いつまでも働き続けられる職場を作ることです。職員が元気で安心して働ける職場こそが職員の力を最大限に引き出し、厳しい経営環境を乗り切るためにも必要であり、会社の経営にもプラスになります。

●労働組合も会社の経営を考えていま
■たたかう提案型の運動
 私たちは単なる物取り主義ではなく、会社の経営を改善しながら私たちの労働条件を良くしていこうと、「たたかう提案型」の運動を進めています。まず、会社の経営状況をつかむため、労働組合として経営分析を行います。そうしなければ会社のさまざまな提案に対して正しい判断ができないからです。そのうえで会社の問題点を明らかにし、職場のみんなで話し合います。
 会社の問題点について全体の認識を一致させたあと、労働組合の要求と経営改善提案をつくります。会社に対して「こうすれば要求が実現できる」という道筋を明らかにするとともに、職場でよく話し合い、労働組合の提案に対する職場の世論つくりを行い、要求実現を目指していきます。

●全国一般大阪府本部の組織
■活動の基礎単位「地協」
 大阪を4つのエリアに分けて、活動の基礎単位としています。府本部の役員がそれぞれの地協を担当し、活動を補助しています。
■北西地協 淀川より北の地域
■中部地協 大阪市内 中央~南部地域
■城北地協 大阪市北部と北河内の地域
■阪南地協 大和川より南の地域

■専門部
 より活動の幅を広げるため、専門部を設けています。現在、青年部、女性部、非正規部会が活動しています。