PFAS汚染を学ぶ
5月9日(木)、「有機フッ素化合物=PFAS(ピーファス)汚染」について学習しました。
「大阪PFAS汚染と健康を考える会」事務局で前大阪市会議員の長岡ゆりこさんがPFASの説明と、中でも一番毒性の強いPFOA(ピーフォア)はダイキン工業近くの摂津市や東淀川区の地下水が全国最悪の数値で検出している実態などを解説しました。
PFASは数千種ある有機フッ素化合物の総称で、その一種、PFOAはテフロン加工のフライパンはじめ身近に使われています。国際的には製造や使用が禁止されたものの日本では多くが「例外」として使い続けられています。
飲料水や農産物の規制濃度は、欧米では健康への影響から規制が進んでいますが、日本政府は健康被害が把握できないとして強化しようとしません。飲料水の規制は、日本は米国の12・5倍、食品は666倍と非常に「ゆるい」もの。いのちと健康より大企業を優先する日本政府の姿勢が現れています。
長岡さんは、買換時になるべくPFAS不使用を選ぶこと、排出してきたダイキン工業に社会的責任を果たさせること、国の責任で健康調査をさせること、そのためにこの問題を学び広げ、国や社会を動かそうと呼びかけました。
〈参加者の感想〉
*こんな身近に汚染物質があると知らなかった。
*健康に関する問題を積極的に情報公開せず、予防措置を実施しない企業と行政に不信感。企業・行政は責任を果たせ。
*裏金議員が進める政治は国民のいのち健康より、大企業の利益を守る政治。
*今すぐ私たちが行動を起こすべきキケンな問題だと感じた。