全労連全国一般 第23回女性センター総会-その2
2日目は『福島原発フィールドワーク』
2日目のフィールドワークでは、放射能の線量が高く、以前は立ち入ることが出来なかった場所をバスで移動。震災から13年経った今も、空き地が多く、帰ってくる人も少なく、若者はほとんどいないことや、震災当初は自殺者がたくさんおられたこと、被災地でDV件数が増えているなどの話や、海洋放出後、地元では倒産している事業所が増えてきていること、学校では汚染水ではなく処理水と教えなければならないことなどを教えていただきました。
宝鏡寺(寺に原発批判の平和資料館が設置されている)では、開設者の一人でもある安斎育郎先生(立命館大名誉教授)が来ておられ説明を受けました。22年12月に急逝された故・早川住職の遺志を引き継ぎ、有志がボランティアで非核・平和のメッセージを発信し続けておられます。安斉先生から「短時間で目に見えて結果が出ないが、人間は微力だけど無力ではない。今まで、住民運動で20ヶ所の原子力発電所の建設を断念させている」との言葉に決意を新たにしました。