浜　矩子さん講師に情勢学習

２２春闘学習決起集会

府本部は22春闘を『格差是正春闘』『賃上げ実現春闘』として力強くすすめるため、２月３日春闘学習決起集会を開催。オンライン併用で42人が参加しました。情勢学習の講師は同志社大学大学院ビジネス研究科教授の浜矩子さん。舌鋒鋭く岸田政権の経済政策の問題点とめざすべき経済について学びました。　

「何とどう闘うか～アホダノミクスの偽りの分配論を斬る～」と題した講演。安倍政権の経済政策をアホノミクスと称した浜さん。岸田政権の「成長と分配の好循環」はアホノミクスのパクリで困ったときの安倍「頼み」からアホダノミクスと命名。民主党政権の政策もパクっていると言及。岸田首相が唱える「新しい資本主義」の問題点は、成長のための人への分配＝賃上げは人をモノ化していることを詳しく解説。他にもデジタル化による監視社会や気候変動問題などにも言及。その上でどのような経済運営を追求すべきか。アホダノミクスは弱者救済や格差是正は完全に欠落している、一部の勝ち組によって全体がよく見える「全体最適」や「偏在」（偏＝かたより）ではなく、「全員最適」「遍在」（遍＝あまねく、すべて）であるべき。正しいものを見分ける力も必要でニセ予言者たちのわかりやすくラクになると思わせる言葉に騙されないように。一刻も早く誤った分配論、経済政策から脱却し、真の人本位主義を皆の力で実現していただきたいと呼びかけました。

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